投資機会: 輸入代替産業

輸入代替産業

統計によると、インドネシアの輸入の95%は資本財や原材料が占めています。こういった強力な輸入需要の背景には、2010年から2014年にかけてのインドネシアへの投資流入の増加があると考えられます。インドネシアの主要輸入品は、鉄鋼製品、自動車部品、電子製品、医薬品、化学・石油化学製品、機械装置などがあります。

鉄鋼業

鉄鋼分野についてですが、インドネシアの鉄鋼業界の構造をみると、すでに鉄鋼業界には4つの上流産業があることがわかります。しかしながら、鉄鉱石と砂を処理して主要川下産業への原材料とする産業は存在しません。この部門には「失われた中間産業」があります。これまでのところ、国内の鉄鋼市場は依然として赤字のままです。国内の鉄鋼供給は650万トンに過ぎないにもかかわらず、国内鉄鋼需要は年間1100万トンに達しています。450万トンに相当する残りの部分は、輸入に頼らざるを得ません。

石油化学工業

石油化学分野では、エチレン、ポリエチレン、モノエチレングリコール、プロピレン、ポリプロピレン、ブタジエンなどの石油化学製品の供給不足が依然として甚大であるといえます。この産業部門を促進するために、政府は次の3カ所で石油化学クラスターを設立しました:バンテン州のオレフィン・センター、東ジャワ州のアロマ・センター、東カリマンタン州のメタン・センター

医薬の原材料

製薬業のための原材料産業もまた、インドネシアへの投資奨励分野です。主な原因は医薬品原材料の約95%が主に中国やインドから輸入されているためです。一方、人口は2億4000万人を超え、中産階級の急速な拡大により、ヘルスケア産業は年間13.9%の成長率を見せるインドネシアの主要産業になると見込まれています。また、インドネシアの医療カードや医療保険のような政府によるプログラムは、医療支出の増加に寄与しています。

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